現地時間6月5日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のプレーオフ(パスA)決勝で、ウクライナ代表が敵地カーディフでウェールズ代表と対戦。0-1で敗れ、2度目の本大会出場を逃した。

 母国がロシアの軍事侵攻を受けるなか、明るいニュースを届けたいウクライナだったが、34分にガレス・ベイルのFKをクリアしようとしたキャプテンのアンドリ―・ヤルモレンコのオウンゴールで失点。その後は猛攻を仕掛けたが、ウェールズの堅牢を打ち破ることができなかった。
 
 この試合を母国で見守った人々は、しかしトラブルに見舞われていたようだ。母国メディア『CHAMPION』が次のように伝えている。

「ウクライナのメディアサービス『Oll.tv』は、ウクライナ代表対ウェールズ代表の試合中にハッキングされた。後半、ファンはサッカーではなくロシアのコンテンツを見るはめになった。攻撃はロシアから行なわれた可能性がある」

 またロシア・メディアの『5-tv』も「ハッカーは、ウクライナのストリーミングサービス『Oll.tv』と、ウェールズ対ウクライナ戦を放送しているいくつかのスポーツチャンネルをハッキングした」と報じている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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