ブラジル代表FWネイマール(30)は今月1日に負傷したにもかかわらず、翌日の国際親善試合・韓国代表戦でプレー。6日のキリンチャレンジカップ・日本代表戦でも先発出場が予想されている。韓国側は「クリスティアーノ・ロナウド欠場問題」を盾にして、ブラジル代表に対してネイマールの強行出場に迫っていたようだ。6日、韓国紙『中央日報』が伝えている。
ネイマールは今月1日、11対11形式のミニゲームで他選手とのコンタクトにより右足首を負傷。韓国戦欠場の可能性が伝えられていたが、78分間プレーしていた。
『中央日報』の報道によると、韓国側は事前にブラジル代表とネイマールの出場に関する特別条項を交わしていたとのこと。同選手は少なくとも45分間プレーしなければならなかったという。くわえて「日本戦でプレーしない」という条件のもと、負傷した場合は例外を認めるというものだった。
韓国では2019年7月にユベントス対Kリーグ(韓国1部リーグ)選抜が開催。多くのファンがFWクリスティアーノ・ロナウド(37)のプレーを期待していたが、負傷により欠場したことで騒動に発展。ソウル中央地裁は、ユベントス戦の主催者が精神的苦痛を受けたファンに対して賠償金を支払うよう命じていた。
そのため韓国側としてはロナウド欠場問題を教訓に、ネイマールを韓国戦でなかば強制的に出場させるように仕向けたとみられる。もし、ブラジル代表が韓国戦でネイマールを出場させないと決断を下していたら、同選手は国立競技場のピッチに立たないことが確実となっていたようだ。