日本代表は６月６日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦し、善戦虚しく０－１の敗北を喫した。

　日本はパラグアイ戦から先発メンバーを８人変更。GKに権田修一、４バックは右から長友佑都、板倉滉、吉田麻也、中山雄太、中盤は遠藤航、原口元気、田中碧、両ウイングに伊東純也、南野拓実、１トップには古橋亨梧が入った。

　一方のブラジルは、６月２日の韓国戦（ブラジルが５－１で勝利）から先発を４人入れ替え、エースのネイマールやヴィニシウス・ジュニオール、ラフィーニャらが先発を飾った。

　日本は、序盤からブラジルに押し込まれる。ネイマールを起点としたブラジルの猛攻を受けるが、GK権田のファインセーブや最後の局面でDF陣がしっかりと守り抜き、前半は０－０で折り返した。
 
　後半もブラジルがペースを握り、前半に続いて分厚い攻めで日本のゴールを脅かす。それでも前半同様、権田を中心に粘り強い守備で要所を締め、ブラジルの先制を許さない。

　しかし77分、ついに均衡を破られる。ペナルティエリア内で遠藤がリシャルリソンと接触し、ブラジルにPKを与えてしまう。これをキッカーのネイマールに確実に決められ、ついに失点を許す。

　終盤に何度か見せ場を創出したもののゴールを奪うには至らず、タイムアップを迎えた。

　先発出場を果たし、72分に途中交代となった南野は試合後、「格上のブラジル相手にどれだけできるかと試合に臨んだが、課題のほうが多かった。引き分けでも手ごたえのある試合展開だったけど、最後に失点してしまい残念」とゲームを振り返り、「あと半年間、本大会に向けて良い準備をしたい」と先を見据えた。

　これで日本とブラジルの通算対戦戦績は、０勝２分11敗。ブラジル相手の初勝利はまたしてもお預けとなった。４試合が組まれた６月シリーズの次戦は10日、ノエビアスタジアム神戸でガーナ代表と対戦する。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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