現地時間6月7日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選のプレーオフで、最終予選A組3位のUAEとB組3位のオーストラリアがカタールのライヤーンで激突した。
一発勝負らしく、両チームとも慎重に入り、なかなか決定機を作れないなか、最初にチャンスを掴んだのはUAEだった。35分、左サイドから抜け出たアブドゥラがGKライアンと1対1となるがセーブされる。
スコアレスで折り返して迎えた後半、ここまで沈黙していたオースラリアが均衡を破る。53分、ボイルが右サイドを深く抉って送り込んだグランダーのクロスにアーバインがワンタッチで合わせてネットを揺らした。
しかし、リードも束の間だった。57分、キレの良い動きを見せるアブドゥラのクロスから、カイオに左足のシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれる。
それでも84分、CKのクリアボールをオーストラリアの10番フルスティッチがボレー。これが敵DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
このリードを守りきったオーストラリアが2-1で勝利。現地12日に同じ場所で開催される大陸間プレーオフで、南米予選5位のペルーと対戦する権利を得た。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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