レアル・マドリードは、今夏の移籍市場で同クラブに所属する日本代表MF久保建英の放出を検討する構えのようだ。8日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在21歳の久保は2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへ加入すると、同年夏にマジョルカへ期限付き移籍し、ラ・リーガ1年目から35試合に出場し4ゴール4アシストを記録した。2020-21シーズンからは“名門”ビジャレアルでプレーしたものの、リーグ戦での先発出場は2試合にとどまる。冬に出場機会を求めてヘタフェへ移籍した久保は、第37節レバンテ戦で決勝点を挙げてチームをラ・リーガ残留に導いた。
今シーズンは再びマジョルカへ期限付き移籍した久保だったが、ラ・リーガ29試合に出場し1得点と鳴りを潜めた。19歳当時、市場価値は3000万ユーロだったものの、今現在は750万ユーロ(約10億8000万円)まで落ちているようだ。
そんな久保に対し、レアル・マドリードは現行契約満了まで2年が残っているものの、今夏の移籍市場で興味深いオファーが届いた場合、同選手の放出を検討する構えだという。7月8日からカルロ・アンチェロッティ監督の下、新シーズンに向けて始動するレアル・マドリードにおいて、EU圏外選手枠の3枠はヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エデル・ミリトンで埋まっており、久保の居場所がないと『アス』は指摘している。
果たして、今夏の移籍市場でレアル・マドリードと、久保建英はどうのような決断を下すのだろうか。