イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督が決定力不足を悔いた。『UEFA.com』がコメントを伝えている。
2日に幕を開けたUEFAネーションズリーグ(UNL)2022-2023でハンガリー代表、ドイツ代表、イタリア代表からなるリーグA・グループ3に属するイングランド。開幕以降の2試合で勝利はなく、1分け1敗で1ゴールのみと難しい状況のなか、11日のイタリア戦に臨んだ。
ユーロ2020決勝の再現カードとなった試合は強力な攻撃陣を擁するイングランドが決定機を活かしきれなかったものの、GKアーロン・ラムズデールの活躍で失点することなく、ゴールレスドローでホイッスル。3戦未勝利でわずか1ゴールと課題の残る結果となった。
高い支配率でコントロールしつつも、白星を挙げられなかったサウスゲイト監督は試合後、善戦した選手たちを称賛し、チームに残された課題を語った。
「よくやったと思う。ボール保持率は59%ほどで終わったはずだ。チャンスは多くあったし、そのような決定機を演出したのなら、それをものにしなくてはならない。だが、残念なことに今夜はそれができなかった」
「アーロンは今夜、とても素晴らしい活躍をした。彼はチームのために2つのビッグセーブを披露してくれた。中盤のジェームズ・ウォード=プラウズもチームに貢献してくれたと思う。チームは良いパフォーマンスを発揮していたが、勝利には値しなかった」
「もちろん、もっと多くのゴールが求められる。我々はまだハリー・ケインやラヒーム・スターリングに頼りすぎているし、我々が生み出したゴールの大半は彼らが決めたものだ。この点は我々が改善に取り組みたいことのひとつだと言える」
「ここまでの3試合は少しキレの無い場面が目立ったが、良く組織されたイタリアのチームに善戦した。相手の最初のプレスを切り抜けた場面はとても良かった。多くの時間ボールを保持していたが、ポゼッション率が高いからと言って試合に勝てるとは限らない」