コスタリカがニュージーランドに勝てばW杯で日本とも対戦

ニュージーランドとのW杯予選大陸間プレイオフが目前まで迫ってきているコスタリカ代表。守護神のケイロル・ナバスもこの試合に向けて集中しているはずだが、その裏では移籍の噂が立ち上っている。

現在ナバスが所属するパリ・サンジェルマンにはイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマも在籍。今季のナバスは彼とポジション争いを繰り広げ、リーグ戦出場数は21に留まった。

スペイン『AS』によれば、PSGは来季からドンナルンマを正守護神に据えたいと考えており、ナバスは放出したいと考えている模様。実力的には優劣をつけがたいこの2人だが、35歳のナバスと23歳のドンナルンマでは将来性という点でドンナルンマに分があるため、こう考えるのも不思議ではない。

そうなると注目されるのがナバスの移籍先だが、同メディアはベンフィカが獲得に熱心だと伝えている。リーグ制覇とチャンピオンズリーグ出場権確保を目指す同クラブにとって、経験豊富なナバスはこのチームの守護神に適任だと考えているようだ。

今季のベンフィカはチャンピオンズリーグを予選プレイオフ3回戦から勝ち上がり、本戦グループリーグも突破してベスト8まで到達。来季はこれ以上の成績を目指したいところだが、リーグ戦を3位で終えたため再び予選プレイオフ3回戦からの出場となる。

ナバスとPSGの契約はあと2年残っているが、常時スタメン出場を望むのであればやはりドンナルンマとのポジション争いを避け、他クラブへ移籍するべきだろう。リーグタイトルとCL本戦出場を狙えるベンフィカはナバスにとっても悪くない選択肢となるはず。ニュージーランドとの大陸間プレイオフを制することができた場合、11月のカタールW杯本大会にベストの状態で臨むためにも、継続して試合に出続けることが重要になるだろう。