日本代表GKシュミット・ダニエルが、14日に行われたキリンカップサッカー2022決勝チュニジア代表戦を振り返った。
6月の4連戦で2度目のスタメンに抜てきされたが、チームは後半に3失点を喫して0-3の完敗。試合後にオンラインでのメディア対応に登場したシュミットは、「期待に応えるようなパフォーマンスはできなかった。使ってもらえたのは良かったですけど、そのチャンスをしっかり生かしきれなかったのは少し悔いが残ります。自分が何ができるかを見せれた部分もあったと思うし、逆に自分がまだここが足りてない部分も見せてしまいましたけど、そこを今後課題として取り組んでいくべきかなと思います」と自身のパフォーマンスを総評した。
1失点目は吉田麻也が与えたPKを決められ、2失点目は吉田、板倉滉、シュミットの意思疎通が合わずに失点。3失点目は終了間際にカウンターからミドルシュートを決められた。シュミットはそれぞれの失点を振り返り、「1点目はマヤくんにPKになる前のシーンで『後ろから来てる』とコーチングで滑るのをやめさせることができたし、2点目もボールがバウンドしたら自分が出る準備をしておくべきだった。3点目はいいシュートだったけど、コースはそんなだったので、ああいうのを止めていかないと世界と戦っていくのは厳しい」と悔しさをにじませた。また、2失点目については次のようにも語っている。
「お互いに考えていることが合わなかった。自分がそこを想定して準備をしておくべきで、明らかに防げる失点ではあった。0-1で負けてる時に勢い持って攻めたいときにああいう失点を喫するのは、チームのメンタルもキツくなっちゃうので、なくしていかないといけない」
「まずはコミュニケーションの部分で、後ろからよく見えている方がどうするべきか伝えてやることが一番プレーしやすいと思うので、そこをしっかり伝えるところはやり直さないといけないなと思います。個人的な課題ですけど。僕的には風があっち側に吹いていたので、もうちょっとボールが止まるかと思ったら意外と伸びてきたとか、いろんな要因もあってミスジャッジになってしまった」