ロサンゼルスFCで共同社長とゼネラルマネジャーを務めるジョン・ソリントン氏が、現地時間6月26日に記者会見に出席し、加入が確実で、あとは正式発表を待つのみとなっているガレス・ベイルについて語った。英公共放送『BBC』などが伝えている。
32歳のウェールズ代表FWは、2013年夏から在籍したレアル・マドリーとの契約が今夏で満了。母国のカーディフなどからの関心が伝えられていたが、急転直下でのメジャーリーグサッカー(MLS)参戦となった。
今回の移籍は、11月のカタール・ワールドカップに向けた調整の意味合いが大きいとも考えられるが、ソリントン氏はそうした考えをきっぱりと否定。契約の詳細に関する明言こそ避けたものの、「私が言えることは、LAFCとガレスは、これが長期的なパートナーシップになることを望んでいるということだ」と述べている。
「ワールドカップのためだけの6か月というわけでは決してない。我々はそれよりも長期的な話を常にしていた。それはガレスと彼の代理人からも明らかだった。ガレスが何をすべきかを考えるとき、優先順位はLAFCになるだろう。彼も他の選手と同様に、ワールドカップが視野に入っているという事実に対して、我々は甘くはない」
ロサンゼルスFCにはユベントスを契約満了となった、元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニも加入した。ソリントン氏は「我々は勝ちたいし、勝者が欲しい」と訴え、レジェンド2人が現在ウェスタンカンファレンスで首位を走るクラブを、さらなる高みへ導くことを期待している。
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「チャンピオンズ・リーグで5回優勝している選手(ベイル)と、ワールドカップで優勝している選手(キエッリーニ)がいる。2人の偉大な選手は、次のフェーズでも偉大なことをし続けるだろう。彼らは、すでにここにいる選手たちに大きな影響を与える存在だと考えている」
ウェールズのスーパースターは、今後数週間のうちにロサンゼルスに到着する予定で、来月上旬には地元のライバル、ロサンゼルス・ギャラクシーとのダービーでデビューする可能性があるようだ。
「はっきりとした日付は決まっていない。7月上旬にウィンドウが開くので、そのときに初めて登録できるだろう。まだ入国管理局への書類手続きなどが残っているが、来週から10日ほどで、彼とその家族をロサンゼルスに迎え、彼がグループと一緒にスピードアップして体力をつけ始めるために、その手続きを行なえるのではないかと思っている。出場できる可能性がある最初の試合は、7月8日にここで行なわれる試合だろう」
ベイルが25日、ツイッターで「See you soon, Los Angeles(ロサンゼルスですぐに会おう)とつぶやくと、応援のメッセージが続々と寄せられた。ファンのクラブの期待に応える圧倒的なパフォーマンスを新天地で見せられるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部