プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)のスポルティング加入が正式に発表された日本代表MF守田英正が、同クラブの公式HPにて意気込みを語った。
現在27歳の守田は、川崎フロンターレで2度の明治安田生命J1リーグ優勝を経験。2021年1月にサンタ・クララへと移籍し、海外初挑戦を果たした。同クラブでの初年度はプリメイラ・リーガで20試合に出場し、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)予選出場権獲得に貢献。2年目の2021-22シーズンは公式戦38試合に出場して2ゴールを挙げるなど、クラブの中心選手に君臨していた。
守田はスポルティングと2026年6月30日までの4年契約を締結。クラブは守田の契約解除金が4500万ユーロ(約63億円)に設定されることも発表している。
完全移籍加入に際し、守田は「ポルトガルに来た時から、スポルティングでプレーしたいと思っていました。規模も大きく、素晴らしいクラブです。本当に幸せな気分です」と率直な感想を口に。「間違いなく、僕のキャリアの中で最大の挑戦です。このクラブに加入できることをとてもうれしく思っています」と話した。
また、スポルティングは2021-22シーズンのプリメイラ・リーガを2位で終えており、新シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)にグループステージから参戦する。守田は「僕の夢はCLでプレーすることでした。信じられない気分です」と話し、欧州最高峰の舞台に身を置けることへの喜びを露わにしている。
スポルティングを率いるルベン・アモリム監督については「彼は知的で、アグレッシブなチームを作り上げました。非常に安心感があり、ぜひ一緒に仕事をしたいと思っていました」とコメント。ファン・サポーターに向けては「スポルティンギスタス(ファンの呼称)は素晴らしい雰囲気を持っています。彼らと共に戦うことが楽しみです。ベストを尽くします」とメッセージを送った。
スポルティングはポルトガルの“レジェンド”であるルイス・フィーゴ氏や、クリスティアーノ・ロナウド(現マンチェスター・U)がプロキャリアをスタートさせたクラブで、かつて田中順也(現FC岐阜)が在籍していたことでも知られている。これまでにプリメイラ・リーガを19回制しており、国内屈指の名門だ。守田はポルトガルを代表する強豪クラブでどのような活躍を見せてくれるのだろうか。新シーズンに向け、期待が高まっている。