シャルケのフランク・クラマー監督、スポーツ・ディレクター(SD)のルベン・シュレーダー氏が、日本代表DF吉田麻也の獲得に言及した。クラブ公式サイトが伝えた。

シャルケは5日、吉田の加入を発表。1年契約に1年間の延長オプションをつける契約を結んだ。

2021-22シーズンは2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)を戦い、見事優勝を果たしたシャルケだったが、チームの守備を支えた日本代表DF板倉滉の買い取りオプションを行使できずに退団。センターバックの補強が急務となっていた。

そんな中で目をつけたのがサンプドリアを退団した吉田。VVVフェンロやサウサンプトンでの経験もあり、オランダ、イングランド、イタリアでの実績は十分。さらに、日本代表としても119キャップを記録しており、経験は申し分ない状況だ。

昇格組として臨む新シーズンのディフェンス強化のために吉田を獲得した中、両者は吉田を高く評価しているようだ。

シュレーダーSDは吉田について「マヤはサッカー、フィジカル、キャラクターの面で、我々のチームで重要な役割を果たす資質を持っている」とコメント。「イタリア、イングランド、日本、オランダで既に絶対的なリーダーとしての資質を証明している。彼はブンデスリーガでの成功に貢献してくれると確信している」と語り、これまでの経験でチームを牽引してくれるだろうと期待を寄せた。

またクラマー監督は、吉田の加入で守備が強化できるとコメント。リーダーとしての活躍も期待していると語った。

「マヤがいることで、我々はピッチ上のリーダーを手にすることができる。守備から試合を組み立てることができる選手だ」

「彼はCBの両方でプレーができ、その落ち着いたプレースタイルで、試合のあらゆる局面に安定感を与えてくれるだろう」

昨季は同じ日本代表の板倉がチームを支えてきたが、吉田も続くことができるだろうか。