今夏フライブルクに加入した日本代表MF堂安律が9日に行われたテストマッチに途中出場し、新天地デビューを飾った。
現在24歳の堂安はガンバ大阪の育成組織出身で、2015年6月3日にクラブ史上最年少となる16歳11カ月18日でJ1デビューを果たした。2017年7月にフローニンゲン(オランダ)へと期限付き移籍すると、2018年夏から完全移籍に移行。2019年8月に名門PSVへのステップアップを果たしたものの、出場機会を思うように得られず、2020-21シーズンはビーレフェルトに期限付き移籍。ブンデスリーガ全34試合に出場して5ゴール3アシストを記録し、チームの1部残留に大きく貢献した。
21-22シーズンはPSVに復帰して公式戦39試合に出場して11ゴール3アシストを記録し、KNVBベーカー(国内カップ戦)優勝に貢献。今月5日にPSVからフライブルクへの完全移籍が決定した。
オーストリアでプレシーズンキャンプを行っているフライブルクは9日に最初のテストマッチとしてスイス1部のザンクト・ガレンと対戦した。60分ハーフで行われた一戦に堂安は61分から途中出場し、フライブルクデビューを飾った。
そして2-3で迎えた85分に右サイド高い位置でパスを受けた堂安はドリブルで仕掛けると、カットインから左足を一閃。GKが身動きすらできない強烈なシュートをニアサイドに突き刺し、初ゴールをマークした。
チームはその後、1点を追加し、4-3で勝利。なお、加入したばかりの堂安は90分までの30分間のプレーにとどまったものの、初戦からアピールに成功している。