KRCヘンク所属の日本代表FW伊東純也(29)が24日、自身のツイッターアカウントを更新。自身の去就に関する日本国内メディアの一部報道を真っ向から否定している。

 伊東純也は昨年10月にKRCヘンクと2024年6月までの新契約を締結。しかし、今年4月下旬にバイエル・レバークーゼンやボルシア・メンヒェングラートバッハからの関心が伝えられているほか、一部のベルギー国内メディアは現時点でも去就不透明と報じていた。

 その中、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』は23日、同選手が「今は特に、ヘンクで積み重ねてきたことに満足しています。だから、このクラブを去る必要はないですね」

 「このクラブも環境や街が大好きなんです。(チーム内)競争のレベルは上がるかもしれませんけど、(メディアに)文句は言わせませんよ」とコメントを残したと報道。その上で「イトウは過去にバイエル・レバークーゼンへ移籍するとの噂があったが、それは具体的なものではなかった。しかし、彼は退団を完全に否定するつもりはないようだ」と見解を述べていた。

 しかし、この『Het Belang van Limburg』の報道内容を引用した日本国内の一部メディアが「伊東純也がヘンク残留を宣言した」と解釈。伊東純也は「残留宣言したことない」とツイートすると、「本人登場」、「面白い展開になってきた」というコメントが寄せられているほか、メディア批判が展開されている。

 なお伊東純也は、2019年2月に明治安田生命J1リーグの柏レイソルからKRCヘンクへ移籍。直近3シーズンにわたり右ウイングでレギュラーを張る中、昨季もジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のほぼ全試合で先発出場し、8ゴール15アシストをマークしていた。