モデルで女優の貴島明日香が、8月4日より「ABEMA公式アナウンサー」に就任することが決定。「ABEMA」の“新たな顔”として、『FIFA ワールドカップ カタール2022』関連番組をはじめ、ニュース番組や「格闘チャンネル」など、さまざまな番組に出演する。
今年4月まで朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)のお天気キャスターを務め、2021年に発表された「第17回 好きなお天気キャスター/気象予報士ランキング」(ORICON NEWS)では、首位を獲得するなど国民的な“朝の顔”として親しまれてきた貴島。「ABEMA公式アナウンサー」就任について聞くと「今はとにかく頑張りたいという気持ちでいっぱいです」とはにかんだ。
自分が関わることになるとは正直思っていなかった
――「ABEMA公式アナウンサー」のオファーを受けた時の心境を教えてください。
お話を聞いた時は、緊張とワクワク…いろんな感情が入り混じっていました。どこか信じられない気持ちもあったんですけど、今はとにかく頑張りたいという気持ちでいっぱいです。
――もともと朝の情報番組でお天気キャスターを約5年にわたり担当されていましたが、“伝える”という仕事に携わる中でどんなことを学びましたか?
お天気でも伝える内容によって、声のトーンだったり話し方だったり表情だったり、いろいろなことに意識を向けなくちゃいけないというのはすごく感じていました。見てくださっている方の表情もイメージしながら伝えるようにはしていて、そういう部分は、日常生活で会話する中でも意識するようになりました。
――そんな経験は、「ABEMA公式アナウンサー」の仕事にも活かせそうですね。
そうですね。活かせていけたらいいなって思います。
――「ABEMA」にはどんな印象を持っていましたか?
流行の先駆けとなる番組をたくさん放送されている印象がありました。個人的にはオーディション番組が好きなので、「ABEMA」でよく見ていますし、恋愛番組も人気の作品が多いですよね。若者に厚く支持されている最先端な放送局のイメージでした。
――では、日常的に「ABEMA」を楽しんでいる?
移動中だったり、自宅にいる時はテレビでも見ています。そんなメディアにまさか自分が関わることになるとは正直思ってなかったので、やっぱりビックリですね(笑)。
楽しみな一方で、少し不安もあります
――アナウンサーという仕事に挑む上での思いを教えてください。
元々、私はアナウンサーではないので、やっぱりすごく難しい場面もあると思います。“伝える”というお仕事は私にとってもすごく大切な領域だと考えていますし、時には人の命に関わることもお伝えすることもあると思います。まずは、その瞬間に起こったことや、その時に感じたことを、丁寧に伝えていけたらいいなと思っています。
――「ABEMA」では11月に開幕する『FIFA ワールドカップ カタール2022(以下:W杯)』を全試合無料生中継します。貴島さんは関連番組出演が予定されていますが、どんなお気持ちですか。
自分自身、2018年のW杯 ロシア大会はシンプルに楽しんで観ていたので、自分が伝える側になるというのは、楽しみな一方で、少し不安もあります。
――世界が注目する大きな大会ですし。
そうですね。その重責というのは感じています。ただそんな中でも、自分自身楽しめたらいいなって思います。
――これまでの人生でサッカーとの接点はありましたか?
サッカーをプレイするっていう意味でいうと、本当に高校時代の授業くらいの経験しかありません。それとW杯のようなビッグイベントは楽しんで観戦していた程度です。サッカーについては勉強中ですが、ライト層ファンの代表として、興味を持ってもらえるような伝え方を目指していきたいです。
――過去のW杯で印象に残っていることは?
やっぱり2018年・W杯の日本vsベルギーですね。ベスト8を掛けて両国が試合をしていたんですけど、うれしい気持ちのすぐ後に、本当に悔しい気持ちに襲われて。こんなに短時間で感情が動かされるスポーツ観戦は今までに経験したことがなかったので、すごく印象に残っています。
――日本の歴史が変わる瞬間が本当に目の前でしたもんね。テレビ観戦する中で、貴島さんは声を出したりなどリアクションはする方ですが?
あの試合はテレビ局で見ていたんですけど、みんなで「あぁ…!」とか「やった!」などと感情を爆発させながら観戦していました。そういう臨場感を、今回のW杯でも伝えていきたいです。
――「ABEMA」には約20のチャンネルがありますが、今後、どんなジャンルの番組で仕事をしてみたいか、理想があれば教えてください。
恋愛番組は観る側として楽しんでいるので、携われたらうれしいです。スタジオMCにも興味はありますが、1度出演する側にも挑戦してみたいです。
――出演者側?
はい(笑)。漠然とした憧れがあるんです。私、ファンの方に“友達が少ない”と思われてるんですけど、実際に少なくて。なので、多くの人と関わるような恋愛番組に出て、そのイメージを少し変えたいですね(笑)。
にゃんずは人生の師 憧れの存在です
――自宅ではペットのシンガプーラ・たいがクン(オス)、とわクン(オス)と多くの時間を過ごしていると思いますが、貴島さんにとって猫はどんな存在ですか?
にゃんずは人生の師って感じですね。猫って本当にマイペースで、自分のしたいことをしながら生きているんです。寝たい時に寝て、甘えたいときに甘えて。そんな風に自分もなりたいというか、憧れの存在です。
――自由な姿に影響を受けていると。
そうですね。例えば仕事で失敗して、落ち込んで帰ったりしても、猫の自由な姿を見ると、“こんな感じでいいんだな”と思えるというか。“ふっ”と肩の力を抜くことができるんです。にゃんずからたくさんのことを教わるし、とにかく私にとって大切な存在です。
――これから「ABEMA公式アナウンサー」としての仕事がスタートしますし、多忙な日々が続くと思いますが、何か健康面で気をつけていることがあれば教えてください。
私は今のところ一切風邪もひかないで健康なんですが、手洗いとうがいの習慣に加えて、もしかしたら、カレーのお陰なのかなって。
――カレー?
私、カレー大好きで、しょっちゅう食べているんです。特にスパイスカレーは、食べると汗もかくしそれにより代謝も良くなってるんじゃないかなって(笑)。あとやっぱり、好きなものを食べると気分も上がるじゃないですか。
――確かに。ちなみに、週にどのくらいカレーを食べてるんですか?
週10くらいのペースで食べてます。
――それはすごい(笑)。
さっきもランチでカレーを食べてきました。もう、主食みたいな感じです。“食べるものを選ぶのが面倒”っていう理由もあって(笑)、毎日カレーを食べてます。
――では最後に改めて「ABEMA公式アナウンサー」として活動するにあたり、意気込みを聞かせてください。
4年に1度のW杯は誰もが白熱する戦いになると思うので、その臨場感をいかに私のようなライト層のファンに届けていけるかは、課題だと思っています。それと共に、熱心なサッカーファンの方にもきちんとした情報を伝えられるように、頑張りたいです。
――貴島さんが「ABEMA」でご活躍している姿を楽しみにしています。
ありがとうございます。大好きなカレーを毎日食べて頑張ります!
text=中山洋平