ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(27)は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦2ndレグ・PSVアイントホーフェン戦のパフォーマンスで厳しい評価を受けている。しかし、同選手にはリーグ戦で名誉挽回のチャンスが残されているかもしれない。

 南野拓実は今年6月にリバプールからモナコへ完全移籍すると、今月2日のCL予選3回戦1stレグ・PSV戦で公式戦デビュー。右サイドで先発出場したが、相手GKとの1対1の局面でシュートを外すなど低調なパフォーマンスに終始していた。

 そして6日のリーグアン(フランス1部)開幕節・ストラスブール戦を筋肉疲労により欠場。9日に行われた2ndレグ・PSV戦では再び右サイドでスタメン出場したが、見せ場を作ることなく68分で途中交代。延長戦の末に敗れてCL予選敗退が決まると、フランス紙『レキップ』から10点満点中2点とチーム内ワーストの評価を与えられていた。

 CL予選敗退によりUEFAヨーロッパリーグに回ったモナコは、14日にリーグアン第2節・レンヌ戦を控えている。フランスメディア『onze mondial』は、レンヌ戦で南野拓実が再び先発出場すると予想。PSV戦と同じく「4-4-2」のシステムにおける右サイドでの起用が濃厚とみられている。

 なおフランスメディア『Le Quotidien du Sport』は、今夏リーグアン所属クラブに加入した選手の高額移籍ベスト10を紹介。移籍金1500万ユーロ(約21億円)の南野拓実が3位にランクインしている。

 同選手はCL予選2試合で本来のパフォーマンスを発揮できなっただけに、レンヌ戦で結果を残して周囲の評価を覆したいところだ。