シント=トロイデンVV(STVV)は14日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第4節・アンデルレヒト戦で0-3と完敗。元日本代表MF香川真司(33)は試合後、今後の戦いにむけて力強い言葉を残している。ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が同選手のコメントを伝えた。
STVVは今年2月に香川真司がデビューしてから第3節・KVコルトレイク戦まで、リーグ戦で6勝5分と無敗を維持。今季は開幕から3試合つづけて引き分けていたが、日本代表FW林大地(25)が「アンデルレヒトでさえも、僕たちを倒すのは簡単ではない」と語るなど、自信をもってアンデルレヒト戦に臨んでいた。
しかしSTVVは0-0で迎えた40分に林大地が負傷退場。林大地のかわって香川真司が投入されたが、前半アディショナルタイムにかけて2点を奪われる。そして後半に入って反撃を試みるもゴールを奪えず、後半29分に追加点を献上。DF橋岡大樹(23)がシュートを放つなど存在感を発揮したが、0-3で敗れている。
香川真司は試合後のメディアインタビューで「もっと自分たちのサッカーをするための勇気を持たなければいけません」と改善点を指摘。その上で「僕はこのグループを信頼しています。今ここにいるメンバーでゴールを決めることは可能ですよ」とコメントを残している。
一方で『Het Belang van Limburg』は香川真司がアンデルレヒト戦でベンチスタートとなった理由を「(前節の)KVコルトレイク戦で低調なパフォーマンスに終始したため」と説明している。
STVVはアンデルレヒト戦黒星により、3分1敗で17位に沈んでいる。絶対的ストライカーである林大地の状態が心配される中、香川真司の奮闘が期待される。