シント・トロイデンに所属しているFW林大地が、21日に行われたベルギーカップ・ラウンド16のクラブ・ブルッヘ戦で1ゴール1アシストの活躍を見せた。
シント・トロイデンはカップ戦のラウンド16で、リーグ3連覇中とベルギー国内の“絶対王者”であるクラブ・ブルッヘと対戦。FIFAワールドカップカタール2022の日本代表に招集されていたGKシュミット・ダニエルを筆頭に、DF橋岡大樹、FW岡崎慎司も先発に名を連ね、林はベンチからのスタートとなっていた。なお、MF香川真司は11月に実施した手術の影響もあってメンバー外となっている。
試合は開始早々にアクシデントが発生。9分にMFモリー・コナテが負傷した影響で、急遽林がピッチに送り出され、岡崎のポジションが1列下がった。序盤からクラブ・ブルッヘのペースで試合が進むと、17分にはFWノア・ラングのゴールを許し、シント・トロイデンは苦しい展開を強いられる。
しかし、33分に相手のミスからクリスティアン・ブルースが同点ゴールを記録。1-1で後半に折り返すと、GKシュミットの活躍もあってクラブ・ブルッヘに追加点を与えない。すると61分、ジャンニ・ブルーノがカットインからシュートを放つと、相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、シント・トロイデンが逆転に成功した。
68分には橋岡のクロスボールから林がゴールネットを揺らし、勝利を手繰り寄せる追加点をマーク。これで林は今季の公式戦5点目を記録した。終盤には林のパスからブルーノが決定的な4点目を挙げ、シント・トロイデンがクラブ・ブルッヘを4-1で撃破。シント・トロイデンにとっては史上初のクラブ・ブルッヘの本拠地での勝利となり、準々決勝に駒を進めた。
【スコア】
クラブ・ブルッヘ 1-4 シント・トロイデン
【得点者】
1-0 17分 ノア・ラング(クラブ・ブルッヘ)
1-1 33分 クリスティアン・ブルース(シント・トロイデン)
1-2 61分 ジャンニ・ブルーノ(シント・トロイデン)
1-3 68分 林大地(シント・トロイデン)
1-4 88分 ジャンニ・ブルーノ(シント・トロイデン)