ジュピラー・プロ・リーグ第18節が27日に行われ、シント・トロイデンとズルテ・ワレヘムが対戦した。
21日に行われたベルギーカップ・ラウンド16から中4日、スタメンを2名変更して、中断後初のリーグ戦に挑んだシント・トロイデン。この試合では、日本代表GKシュミット・ダニエルや、DF橋岡大樹、FW岡崎慎司、FW林大地などの日本人選手が先発に名を連ねた。なお、MF香川真司は負傷でメンバー外となっている。
試合開始早々、ズルテ・ワレヘムがコーナーキックからゴールに迫るが、シュミットが好セーブを魅せる。一方、18分には林がバイタルエリア手前までドリブルで持ち上がり、右サイドの橋岡にパス。橋岡が上げたクロスに林がヘッドで合わせるも、タイミングが合わず、惜しくもシュートは枠の外へ。
試合が動いたのは27分。シュミットからのロングボールを相手がクリアミス。すかさず林がボールを奪い取り、相手ゴールキーパーとの一対一に持ち込む。最後は落ち着いて、相手の股を抜き、貴重な先制点を収める。
さらに、36分にはズルテ・ワレヘムMFベント・ソルモが決定機阻止で退場。シント・トロイデンは、数的優位な状況に立つ。直後38分、MFマッテ・スメットがコーナーキックのこぼれ球をゴールに押し込むもオフサイドの判定となった。
後半は入りからシント・トロイデンがゲームを支配する。そして70分、相手陣地でボールを持ったMFクリスティアン・ブルースのスルーパスに反応したFWジャンニ・ブルーノが華麗にボールを流し込み、追加点を収める。その後も3点目を狙い続けるシント・トロイデンだったが、スコアは動かず2-0のまま試合は終了。ホーム、シント・トロイデンが勝利を飾った。
なお、先発出場したシュミット、橋岡、岡崎、林はフル出場で勝利に貢献。また、この試合の先制点を決めた林は、前回のカップ戦に続き2試合連続でのゴールで今季公式戦6点目、リーグ戦では5点目を記録した。
【スコア】
シント・トロイデン 2-0 ズルテ・ワレヘム
【得点者】
1-0 27分 林大地(シント・トロイデン)
2-0 70分 ジャンニ・ブルーノ(シント・トロイデン)