ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉は、自らのプレーについて改善の余地があると考えている模様だ。14日に、ドイツ誌『kicker』が報じている。
現在25歳の板倉は、今年7月にマンチェスター・CからボルシアMGに完全移籍。7月31日に行われたDFBボカール1回戦のオーバーアハーン戦(〇 9-1)、6日に行われたブンデスリーガ第1節のホッフェンハイム戦(〇 3-1)、13日に行われた同第2節のシャルケ戦(△ 2-2)と、公式戦全3試合にスタメンフル出場している。昨シーズンに期限付き移籍で加入したシャルケとの古巣対決では安定したパフォーマンスを見せ、『kicker』の選ぶブンデスリーガ週間ベストイレブンに選出された。
13日の試合では、シャルケの本拠地『フェルティンス・アレーナ』でシャルケサポーターから大きな拍手で迎えられた板倉。「素晴らしいスタジアムに戻ることができ、嬉しく思っています。気持ち良かったです」と、板倉は“凱旋試合”の感想を述べた。
一方で、板倉はシャルケ戦の結果(2-2のドロー)に満足していない。特に、1点リードで迎えた後半アディショナルタイムに同点弾を浴びたことで“ポイントを失った”という感覚があるようだ。
「同点弾がどのように決まったかを考えると、勝利を逃したというイメージがあります(PKで被弾)。ただ、チームの成績そのものをネガティブに捉えているわけではありません。このままいけば、勝ち点を回収できると思います」
ボルシアMGは、ブンデスリーガで2試合を消化して1勝1分。勝ち点4で3位タイにつけている。好調なチームの中でも存在感を放つ板倉だが、本人は地に足をつけて今後を見据えているようだ。
「“定位置”があるのかどうかは分かりません。チームにはセンターバックや中盤に良い選手がたくさんいますし、競争も激しいです。僕は新人選手なので、まずは自分の力を証明しなければいけません」
「すでにいろいろなことを経験させてもらっていますが、まだまだ伸ばせるところはたくさんあると思います」