ハダースフィールド・タウンFC所属の日本代表DF中山雄太(25)は今月13日、イングランド2部のリーグ戦で移籍後初ゴールをマークしている。そんな中山雄太獲得の舞台裏を指揮官が語った。15日、イギリス・ヨークシャーの地元紙『ヨークシャー・ポスト』が伝えている。
中山雄太は今年6月末にPECズヴォレを退団すると、先月15日にハダースフィールドへ移籍。先月30日のイングランド2部開幕節・バーンリー戦で、89分からの出場により新天地デビューを飾っていた。
また今月6日の第2節・バーミンガム戦では出番がなかったものの、10日のEFLカップ1回戦・プレストン戦で移籍後初先発。そして13日のイングランド2部第3節・ストーク戦で再びスタメン出場すると、前半40分にコーナーキックからのヘディングシュートで先制ゴールをマーク。チームに今季初白星をもたらしている。
ハダースフィールドのダニー・スコフィールド監督は試合後のメディアインタビューで「中山雄太はすぐにこのクラブの環境に適応した。ハダースフィールド・タウンでプレーするためにイングランドに来たということは、彼の人間性を表している。我々は彼のクオリティを見極め、ひとりの人間としての彼について知り、このクラブにふさわしい選手だと判断した」と同選手獲得の経緯を説明。
その上で「中山雄太のゴールは素晴らしい瞬間だった。チャンピオンシップ(イングランド2部)では、守備でフィジカルコンタクトを伴うデュエルや競り合いなどが多いが、それでも彼は素晴らしい活躍を見せた」と、ゴール以外の部分におけるパフォーマンスも称えた。
なおハダースフィールドは16日、イングランド2部第4節・ノリッジ戦を控えている。3センターバックの一角で好パフォーマンスを発揮した中山雄太の今後に期待が高まる。