日本サッカー協会(JFA)は8日、FIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表において、DF中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)がケガのため不参加となることを発表した。また、それに伴いFW町野修斗(湘南ベルマーレ)を追加招集することも併せて伝えている。

 11月1日にFIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバーに選出された中山雄太だったが、2日に行われたEFLチャンピオンシップ第19節のサンダーランド戦で負傷交代を余儀なくされた。そして翌日に、右足のアキレス腱を損傷および手術実施が発表され、今季中の復帰が難しいことが明らかになっていた。

 今回の発表によると、負傷の中山雄太に代わって、町野修斗を追加招集するという。現在23歳の町野は、横浜F・マリノスでプロキャリアをスタートさせると、ギラヴァンツ北九州を経て、2021年から湘南ベルマーレでプレー。今シーズンはシーズン序盤戦からゴールを積み重ね、2022年7月に日本代表初招集された。これまでに“サムライブルー”の一員として4試合に出場し、3得点を記録している。

 町野は、日本代表に追加招集されたことを受けて、コメントを残している。

「追加招集という形でカタールワールドカップのメンバーに選んでいただきました。日本を代表してカタールの地で闘えることに、誇りと責任を持って行ってきます。そして、今まで関わってくれたすべての人に感謝しています。プレーで恩返しできたらと思っています。応援よろしくお願いします」

 カタールW杯は11月20日に開幕。日本代表はドイツ代表(同23日)、コスタリカ代表(同27日)、スペイン代表(12月1日)とグループステージで対戦する。2大会連続の決勝トーナメント進出とともに、目標としているベスト8以上を目指す。なお、日本は11月17日にUAEのドバイでカナダ代表と強化試合を行い、本大会に向かう。