SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(24)が、自身のフットボールキャリアを好転させたターニングポイントを明かした。16日、米メディア『ESPN』が同選手のコメントを伝えている。

 堂安律はガンバ大阪やフローニンゲンをへて、2019年8月にPSVアイントホーフェンへ完全移籍。しかし加入1年目にエールディビジ(オランダ1部)19試合出場で2ゴールという結果に終わると、2020年9月にアルミニア・ビーレフェルトへレンタル移籍していた。

 それでもビーレフェルトで主力選手として活躍すると、昨年6月にPSVへ復帰。昨季にエールディビジ17試合の先発出場で8ゴール1アシストと結果を残し、SCフライブルクへ完全移籍している。

 そんな堂安律は『ESPN』のインタビューに対応。「今は人生においてもサッカーにおいても、とても快適に過ごしていますね」と切り出すと、「PSVへ移籍したときのことは、決して忘れないですね。PSVでの1年目は僕にとって最悪のシーズンだったんです」

 「でも、その中で僕の考え方も変わりました。あまり色々と考えすぎず、1試合1試合に集中するようになったんです。結果的には、いい経験になりましたよ」

 「以前と違って、今は日本代表やフライブルクでとても快適にプレーできていますね」とコメント。メンタル面での変化がSCフライブルクでの好調維持につながっているとの見方を示した。

 なお堂安律はプレシーズンマッチで好調ぶりをアピールすると、先月31日のDFBポカール1回戦・FCカイザースラウテルン戦で決勝ゴールをマーク。今月6日のブンデスリーガ開幕節・アウクスブルク戦では3-0で迎えた78分に、ペナルティエリア手前から左足を振りぬき、鮮やかにゴールネットを揺らしている。