女子プロチームによるプレシーズンの国際親善大会「AMOS女子フレンチ・カップ2022」の決勝が19日に行われ、DF熊谷紗希が所属するバイエルンがマンチェスター・Uに勝利して優勝を飾った。

 今大会は、マンチェスター・U、パリ・サンジェルマン(PSG)、バルセロナ、バイエルンが参加。バイエルンは16日の初戦でバルセロナに2-1で勝利して準決勝を突破。決勝では、PSGを破ったマンチェスター・Uと対戦した。

 試合は43分、3バック左で先発出場した熊谷の縦パスを起点に、最後はFWクララ・ビュールが右足シュートを沈めて、バイエルンが先制に成功した。さらに後半の立ち上がり48分にMFリナ・マガルがヘディングシュートを決めてリードを2点に広げた。

 そして、65分には右CKで味方が合わせたボールを、熊谷が角度のないところから左足で押し込んで追加点。このまま試合は終了し、バイエルンが3-0の快勝で優勝を果たした。熊谷はフル出場1ゴールで優勝に貢献した。

 女子フレンチ・カップは、フランス初の女子プロチームによる国際親善大会として、2017年に「トゥールーズ国際女子カップ」の名称で始まった。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、2021年はPSG、リヨン、ローマを抑えてバイエルンが優勝。バイエルンは昨年に続く優勝となった。

 なお、バイエルンは9月10〜12日に行われる女子DFBポカール2回戦で2022-23シーズンがスタートし、同16日にはフランクフルトとのアウェイゲームで女子ブンデスリーガの開幕を迎える。