ジュピラー・プロ・リーグ第5節が20日に行われ、オーステンデとシント・トロイデンが対戦した。

 オーステンデに所属している坂元達裕はそけい部の負傷によりメンバー外に。一方、日本人5選手が所属するシント・トロイデンでは、林大地が負傷欠場。19日に加入が発表されたばかりの岡崎慎司がいきなりスタメン入りし、香川真司との“ダブル・シンジ”が実現した。橋岡大樹とシュミット・ダニエルも先発に名を連ねている。

 試合は8分、左サイドからのクロスボールを岡崎が得意の頭で合わせるも、シュートはGK正面へ。16分には香川からのパスを受けた橋岡がクロスを狙うも、相手DFに寄せられて上げ切ることができない。それでも、このプレーで得たコーナーキックから、トニー・ライストナーが右足でネットを揺らし、シント・トロイデンが先手を取った。

 前半アディショナルタイムにはシント・トロイデンにピンチ。右サイドを崩されてティエリ・アンブローズにフリーでシュートを許すも、シュミットがしっかりと弾き出し、ゴールを許さなかった。

 1点リードで折り返した後半、50分には再びシント・トロイデン。岡崎のプレスバックからボールを奪い、スイッチで前を向いた香川が右のスペースへスルーパス。反応した橋岡は自らフィニッシュまで持ち込んだものの、シュートは枠を捉えられなかった。

 試合はこのままタイムアップ。開幕4試合を3分1敗という成績で終えていたシント・トロイデンは今シーズンの初勝利に。シュミット、岡崎はフル出場を果たし、橋岡は83分まで、香川は86分までプレーした。一方、オーステンデは今季初の連敗を喫している。

 次節は27日に行われ、オーステンデはOHルーヴェン、シント・トロイデンはメヘレンと対戦する。

【スコア】
オーステンデ 0-1 シント・トロイデン

【得点者】
0-1 17分 トニー・ライストナー(シント・トロイデン)