FIFAワールドカップ出場経験をもつシント=トロイデンVV(STVV)所属のMF香川真司(33)とFW岡崎慎司(36)は、今月下旬にドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーで選外に。日本代表がアメリカ戦で勝利した裏で、両選手が練習試合で揃ってゴールを決めている。

 STVVはリーグ戦中断期間を利用して、23日にKVコルトレイクとの練習試合を実施。GKシュミット・ダニエル(30)は日本代表招集のため欠場したが、香川真司が先発出場で前半36分に先制ゴールをマーク。岡崎慎司は後半キックオフからピッチに立つと、2分後に追加点を奪っている。

 また東京五輪出場経験を持つFW林大地(25)、DF橋岡大樹(23)も先発出場。日本代表落選という悔しさを味わう中、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りにむけてアピールしている。一方KVコルトレイクでは、元FC東京所属選手のDF渡辺剛(25)が先発出場を果たした。

 なおSTVVのベルント・ホラーバッハ監督は、今月16日の記者会見で日本代表から落選した4選手に言及。「自分のクラブで一生懸命頑張って、良い結果を残し続けることが必要だ。次の代表招集にむけてしっかり準備をしなければならない。まだ色々なことが起こる可能性がある。怪我だけしないでほしい」と激励している。