ジュピラー・プロ・リーグ第6節が27日に行われ、シント・トロイデンとメヘレンが対戦した。

 前節のオーステンデ戦で今季初勝利を手にしたシント・トロイデンは、ホームに帰ってきた今節も白星を掴み、2連勝を目指したい。シント・トロイデンに所属しているシュミット・ダニエル、橋岡大樹は開幕から6試合連続のスタメン出場を飾り、香川真司も2試合連続の先発入り。前節シント・トロイデンでの公式戦デビューを飾った岡崎慎司もスタメンに名を連ねると、負傷から復帰した林大地も早速先発出場を果たしている。

 試合は序盤からシント・トロイデンが押し込む展開となるも、なかなか決定的なチャンスはつくり出せず。35分にはトニー・ライストナーのクロスボールからニアサイドに走り込んだ岡崎が狙うもゴールとはならない。40分には橋岡のパスから香川が右足で狙うも、DFにブロックされてしまう。前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半に入ると試合が動く。51分、斜めのパスを受けたロブ・スクーフスが前を向くと、相手DFのファウルを受け、ペナルティエリア手前の位置でフリーキックを獲得する。ゴールからはやや距離があったものの、ジョフリー・ハイレマンスが左足で強烈なシュートを突き刺し、アウェイチームのメヘレンが先制に成功した。

 ビハインドとなったシント・トロイデンもすぐに反撃へ。55分、バックラインからのロングフィードで裏へと抜け出した林が、相手DFに倒されてPKを獲得する。このPKを香川が落ち着いて決め、シント・トロイデンが試合を振り出しに戻した。77分にはミドルシュートのこぼれ球を途中出場のジャンニ・ブルーノが押し込み、シント・トロイデンが逆転に成功している。

 87分には右サイドを駆け上がった橋岡のクロスボールから岡崎が狙うも、シュートはわずかに枠の外へ。後半アディショナルタイムにはブルーノがこの日2点目をマークし、ダメ押し点をゲット。試合はこのままタイムアップを迎え、シント・トロイデンが今シーズンのホーム戦で初勝利を飾った。ホームチームが2連勝を記録した一方、メヘレンは4試合ぶりの黒星となっている。シュミット、橋岡、香川、岡崎はフル出場、林は73分までプレーした。

 次節、シント・トロイデンは9月3日に敵地でヘンクと対戦する。一方、メヘレンは同じく3日にセランをホームに迎える予定だ。

【スコア】
シント・トロイデン 3-1 メヘレン

【得点者】
0-1 53分 ジョフリー・ハイレマンス(メヘレン)
1-1 57分 香川真司(PK/シント・トロイデン)
2-1 76分 ジャンニ・ブルーノ(シント・トロイデン)
3-1 90+5分 ジャンニ・ブルーノ(シント・トロイデン)