サークル・ブルッヘ所属の日本代表FW上田綺世(24)が27日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第6節・ズルテ・ワレヘム戦で移籍後初ゴールをマーク。SNSで同選手の今後に対する期待の声が上がっている。

 上田綺世は先月1日、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。練習試合でゴールをマークするなど結果を残したが、先月24日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)開幕節・ウェステルロー戦では、本職ではないトップ下で先発出場。その後も3試合つづけてピッチに立ったが、ゴールを決められなかった。

 また20日の第5節・KRCヘンク戦では、「4-2-3-1」の前線1トップでプレー。後半キックオフからは途中出場のトーゴ代表FWケビン・デンキー(21)と2トップを組んでフル出場した。しかし、同選手は味方からほとんどパスをもらえず、SNSで「全然パス来ない」、「チームメイトから信用されていない」、「オフザボールの動きはいいけど…」という声が上がっていた。

 そんな上田綺世は、ズルテ・ワレヘム戦に「4-2-3-1」の右サイドハーフで先発出場。前半2分のヘディングシュートはポストに嫌われたが、11分に左サイドのスローインからデンキーが落としたボールに反応。ペナルティエリア内でダイレクトに右足を振りぬき、シュートをゴールマウス右隅に突き刺した。

 この上田綺世の移籍後初ゴールに、日本のサッカーファンからは「初ゴール&誕生日おめでとう!」、「結果を出せばパスが来る」といったコメントが寄せられているほか、「由布さんパワーすごい!」と、今年5月に同選手と結婚した由布菜月さんの存在を指摘する声も上がっている。

 なおサークル・ブルッヘは上田綺世のゴール直後に追いつかると、1-1で試合終了。6試合を終えて1勝2分3敗であり、4試合つづけて未勝利と厳しい状況に直面している。