カタール・ワールドカップで日本代表が着用する新ユニホームが、8月29日に発表された。

 東京五輪などで着用してきたこれまでの迷彩柄から一転、ホームユニは「ジャパンブルー」を基調とし、昔から祈りや願いを込めて折られてきた「ORIGAMI」をイメージしたグラフィックを採用。アウェーユニは、ブラック&ホワイトを基調とし、同じくORIGAMIのグラフィックが袖に配置されている。

 この新たなユニホームに、ブラジルメディア『globo』の日本通チアゴ・ボンテンポ記者も反応。2002年に開催された日韓ワールドカップを連想したようだ。
【画像】日本代表が新ユニホームを発表! 久保、南野、岩渕など選手着用ショット!
「ブラジルが優勝したその大会で、閉会式では270万個の折り鶴が舞った。彼らにとっては喜びを表現する方法のひとつで、幸福や願い事の成就を祈願するシンボルである。鶴を折ることは、日本を歓喜に包みたいという狙いにも通じる。

 これまで、日本サッカー史上最大の悲劇と言われる、1993年のイラク戦での失点でワールドカップ出場を逃したドーハの悲劇など、山あり谷ありの歴史の中で日本サッカーは発展してきた。こうした悔しさを今回こそ、喜びに変えたいという想いが込められている」

 また、ボンテンポ記者は「数週間前から、日本の人気サッカーマンガである『ブルーロック』や『ジャイアントキリング』のカラーページに新しいシャツと思われる画像が、詳しい説明もなく掲載されていた。これはアディダスのマーケティングキャンペーンの一環であることを確認できた。謎解き終了」と日本ならではの発表方法にも"らしさ"を感じたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部