スイス・スーパーリーグのグラスホッパーに所属する日本代表MF川辺駿が今季3ゴール目を記録した。

■今季3ゴール目

 スーパーリーグ第7節、グラスホッパーーFCヴィンタートゥールが現地時間9月4日に行われ、ホームのグラスホッパーが3−0の勝利を収めている。グラスホッパーに所属する川辺とDF瀬古歩夢がともにスタメン出場を果たした。

 先制ゴールが生まれたのは前半27分。ディオン・カクリがミドルシュートを放つと、相手選手にぶつかってリフレクション。ボールはGKの頭上を超える軌道で、ゴールに吸い込まれた。前半を1−0で折り返すと、60分にトマス・リベイロが右CKからヘディングシュートを記録。グラスホッパーが追加点を記録した。

 川辺のゴールが生まれたのは、そのわずか1分後である。相手陣内で拾ったフランシス・モモがこぼれ球を披露と、ペナルティエリア右に侵入し、マイナスのパスを供給。走り込んできた川辺が右足でダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。川辺にとってこれが今季リーグ戦3ゴール目。モモがボールを奪った瞬間、川辺はセンターサークル付近にいたが、そこから見事な飛び出しと冷静なフィニッシュを見せてダメ押し弾を奪ったのだ。

 このまま無失点で切り抜け、グラスホッパーが3−0の勝利。チームは4試合ぶりの勝利を挙げて、現在4位に位置している。川辺は80分までプレーし、瀬古はフル出場を果たした。

■ウルヴスでのプレーなるか?

 川辺は今季6試合に出場し、すでに3ゴールを記録。昨季リーグ戦で36試合に出場7ゴール3アシストを記録した川辺は、2022年1月にグラスホッパーと提携しているプレアミリーグのウォルバーハンプトン(ウルブス)への完全移籍が発表されたものの、そのままレンタル移籍という形で残留となった。

 今季開幕時点でウルブスでのプレーは叶わなかった川辺。ただ、今後のアピール次第ではプレミア”復帰”も考えられる。ワールドカップイヤーの今年、スイスで結果を残しW杯出場とウルブスでのプレーを手にできるか。