かつてサガン鳥栖やFC東京に在籍していたFW田川亨介(23)は、今年1月からCDサンタ・クララでプレー。ポルトガルのテレビ局『SPORT TV』の番組内で日本代表入りへの意気込みを語った。

 田川亨介は今年1月18日、FC東京からCDサンタ・クララへレンタル移籍。4月にプリメイラリーガ(ポルトガル1部)で3試合つづけてゴールをあげるなど頭角を現すと、今季から背番号「9」を着用している。

 ただ今季はここまで6試合を終えてノーゴール。開幕から4試合つづけて先発出場していたが直近2試合では後半途中からプレーするなど、レギュラーはく奪の危機にさらされている。またCDサンタ・クララは第6節終了時点で1勝1分4敗。18クラブ中15位に沈んでいる。

 同選手は『SPORT TV』のYouTube番組『A hora do Sol Nascente(日出づる処の時)』に出演。「CDサンタ・クララにやって来て2シーズン目になりますが、昨シーズンの勢いそのままゴールを奪っていきたいです。若い選手が多いので、シーズン通してみんなで成長したいと思います」と今季への意気込みを語っている。

 またポルトガルの環境について聞かれると「(ポルトガルのリーグは)Jリーグと全然違って色々な国籍の選手がいますね。色々な国のことが知れて面白いですし、自分も学ぶことがとても多いです」と答えている。

 そんな田川亨介は、2019年12月にEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)で日本代表に初選出。昨年3月にはU24日本代表の一員としてアルゼンチン代表との強化試合に出場していたが、東京五輪U24日本代表から落選。FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でも招集されなかった。

 それでも本人は「日本代表に選ばれるためには、ずっと継続してどこまでやれるかというところにかかっていると思うので、貪欲にやっていきたいと思います」とコメント。カタールW杯開幕まで2カ月となる中、日本代表に対する思いを語っている。

 なお日本代表はドイツ国内での強化試合開催が決定。今月23日のアメリカ戦、27日のエクアドル戦2試合にむけた招集メンバーを今週にも公式発表するとみられる。田川亨介のA代表初招集が実現するか注目が集まる。