15日にメンバー発表が予定されている

先日ボルシアMGから日本代表の板倉滉が負傷したと発表があった。左膝の内側靱帯の部分断裂であり、手術せずに回復を目指すようだ。全治約2カ月とされており、おそらく11月開催のワールドカップ・カタール大会出場は難しい。

そんな日本代表に追い打ちをかけるようにボーフム浅野拓磨の負傷も発表された。右膝内側靱帯断裂と発表されており、復帰はいつになるのか。

板倉に続いて浅野の離脱は影響がデカい。森保一監督からの信頼は非常に厚く、今月に開催されるアメリカ戦、エクアドル戦はほぼ確実に招集されると考えられていたが、呼ぶことは難しくなってしまった。

となれば誰が9月の代表戦でFWとして招集されるのか。これまでの傾向ではセンターフォワードに3人の選手を呼ぶことが多く、28名が呼ばれた6月の代表ウィークでは浅野、上田綺世、古橋亨梧、前田大然の4人が起用された。本戦では26人を登録することができ、一人削られ3人の枠になると予想できる。

新シーズンの活躍、代表でのこれまでの起用法を見る限り、セルティックの古橋と前田は呼ばれる可能性が高い。古橋は好調を維持しており、新シーズンはすでに6ゴール。前田は1ゴール4アシストの数字を残しており、6月の4連戦では3試合で起用されるなど信頼の高さを見せた。

残りの1枠は上田、大迫勇也、E-1選手権で結果を残した町野修斗、アラベスの原大智やシント・トロイデンの林大地が候補にいると予想できる。しかしこの中で最も可能性が高い上田は新天地で苦労しており、大迫はヴィッセル神戸で直近3ゲーム起用されていない。そうなれば誰が3人目として呼ばれるのか予想するのが難しく、メンバー発表に期待がかかる。

本戦ではドイツ、コスタリカ、スペインの3カ国からゴールを奪う必要がある。セルティックで古橋は得点を量産するが、代表では未だ思ったようなボールが味方から供給されない場面が目立っており、2列目との連携面向上も課題の一つにある。

本戦を勝ち抜くためにも重要な9月の2試合。板倉、浅野ら代表常連の主力は招集できないが、森保一監督はどのような手を打ってくるのだろうか。