■9月14日/欧州チャンピオンズリーグF組第2節 シャフタール・ドネツク 1ー1 セルティック

 9月14日、欧州チャンピオンズリーグが各地で行われ、日本人選手4人が所属するセルティックはアウェイでシャフタール・ドネツクと対戦。1-1で引き分けた。

 欧州CLに登録されたメンバーのうち、旗手怜央と古橋亨梧が先発出場。前田大然はベンチスタートとなったこの試合で、開始早々の前半1分に古橋が惜しい右足シュートを放つなど、日本人選手の躍の予感を感じさせた。

 そして前半10分、旗手が魅せた。左サイドからのスルーパスに反応して裏に抜け出すと左足シュート。相手DFがスライディングで阻もうと足を伸ばし、GKがピッチに足を180度開脚して阻もうとすする間をすり抜けるようにしてゴールネットを揺らしたのだ。

 ボールがゴールインする直前には、詰めていた古橋が触りかけたものの、旗手のゴールを“守る”ために直前でスルー。雰囲気の良さも感じさせる瞬間だった。

 しかし、後にこれはオウンゴールに訂正。相手DFとGKの間をすり抜けたかに思われたが、ボールが触れていたとして旗手の欧州CL初ゴールにはならなかった。

 旗手のゴールに対してはSNS上で祝福コメントが、古橋には「旗手に決めさせてあげた古橋優しいな」「古橋、旗手のゴールにしてあげようと最後触らないであげたの優しい」などの賞賛コメントが上がっており、SNSの検索ワードに「古橋 優しい」と出てきたと報告する人が出るほどだった。

■後半アタマから前田を投入

 しかし、前半29分にホームチームが同点弾を決める。勝ち越したいセルティックは後半アタマから前田を投入するなど攻勢を強めたかったが、ゴールネットを揺らすことができず1-1で試合終了。勝点1を積み上げるにとどまった。古橋と前田は後半23分でピッチを去っている。

 セルティック、シャフタール・ドネツクの他にレアル・マドリード、ライプツィヒと争うグループFで、セルティックは1分1敗で現在3位。グループステージ突破に向けて勝利が求められるが、同時に、15日に日本代表に招集された古橋、旗手、前田の3人の代表活動にも注目だ。