ラ・リーガ2部第6節が18日に行われ、アラベスとウエスカが対戦した。

 開幕から3勝2分と無敗をキープしているアラベスと、2勝1分2敗とまずまずのスタートを切ったウエスカの一戦。アラベスに所属している原大智は前節のルーゴ戦で反撃の狼煙を上げる同点ゴールを挙げたものの、この日もベンチからのスタートに。一方、ウエスカに所属している橋本拳人は4試合連続のスタメン出場を飾っている。

 試合の均衡が破れたのは42分。サルバ・セビージャからのボールを受けたシェベル・アルカインがボックス中央から右足でシュートを狙う。狙い澄ました一撃はゴール右下に決まり、アラベスが1点をリードしてハーフタイムに突入した。

 後半に入るとホームチームのアラベスに追加点。52分、サルバ・セビージャが蹴った左コーナーキックを、ニアサイドに走り込んでいたミゲル・デ・ラ・フエンテが頭で逸らす。ファーサイドに流れたボールをナウエル・テナグリアが押し込み、アラベスがリードを広げている。

 2点を追うこととなったウエスカも66分に反撃。右サイドからのクロスボールがファーサイドに流れると、フロリアン・ミゲルがボールを残してマイナスへと繋ぐ。ペナルティエリア手前でパスを受けたオスカル・シエルバが左足で強烈なミドルシュートを沈め、ウエスカが1点を返した。

 試合はこのままタイムアップ。開幕から上位争いを演じているアラベスがホームでウエスカを下している。この結果、アラベスは暫定首位に立った。この後行われるラス・パルマスの結果次第では、今節全試合終了時の首位が確定する。

 なお、アラベスに所属している原は72分から途中出場。88分には左サイドからのクロスボールにペナルティエリア内で反応したものの、ヘディングシュートはジャストミートせず。後半アディショナルタイムには力強いドリブル突破から相手選手2名を振り切り、その後寄せてきたDFのファウルを誘発した。一方、ウエスカの橋本は前半の45分間のみで途中交代に。押し込まれる展開の中、なかなか持ち味を発揮できなかった。FC東京の育成組織で育った両選手が同時にピッチに立つことはなく、“直接対決”はお預けとなっている。

 次節、アラベスは26日に敵地でカルタヘナと対戦する。一方、ウエスカは24日にレガネスをホームに迎える予定だ。ウエスカの橋本にとって、レガネスの柴崎岳との対戦となるはずだったが、柴崎がキリンチャレンジカップ2022に臨む日本代表に招集されたため、同試合の欠場が確定。2試合連続の日本人対決は実現しなかった。

【スコア】
アラベス 2-1 ウエスカ

【得点者】
1-0 42分 シェベル・アルカイン(アラベス)
2-0 52分 ナウエル・テナグリア(アラベス)
2-1 66分 オスカル・シエルバ(ウエスカ)