シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(34)は、FIFAワールドカップ・カタール大会出場が濃厚とみられている。そんな吉田麻也には、早くもシャルケで成功を収めたという見方が広まっているようだ。
吉田麻也はサンプドリアを契約満了により退団し、今年7月にシャルケへ加入。副キャプテンとして今季開幕から公式戦全試合でフル出場している。
ただ先月27日のブンデスリーガ第4節・ウニオン・ベルリン戦で5失点に関与。今月3日の第5節・VfBシュツットガルト戦ではFWサイラス(23)に何度もドリブル突破を許すと、17日の第7節・ドルトムント戦ではFWユスファ・ムココ(17)をフリーにしたことにより決勝ゴールを許していた。
そんな吉田麻也に対しては、『RUHR24』をはじめ複数のドイツメディアが「ブンデスリーガで通用するスピードに欠けている」と指摘している。
それでも英メディア『90min』ドイツ版は「シャルケにおける今シーズン序盤の勝者」のひとりに吉田麻也を選出。同選手について「板倉滉とマリック・ティアウの退団により、吉田麻也は早い段階からディフェンスチーフの役割を果たす必要があった。プレシーズンの段階ですでに、吉田麻也は新しいディフェンスリーダーであることをアピールしていた」
「この印象は、最初の試合でもしっかりと受け継がれている。確かに板倉滉ほど力強さや冷静さで目立っていない。それでも、彼は早くから新しいディフェンスリーダーとしての地位を確立している」と評している。
なお吉田麻也は、今月下旬にドイツ国内で行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーに選出。日本代表でキャプテンの役割を担っているだけに、23日のアメリカ戦と27日のエクアドル戦でいずれも先発出場が予想される。