日本代表に招集されているDF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が20日、『キリンチャレンジカップ2022』に向けた意気込みを語った。
FIFAワールドカップカタール2022本大会を約2カ月後に控えている日本代表。今月の『キリンチャレンジカップ2022』では、アメリカ代表戦(23日)とエクアドル代表戦(27日)が予定されており、ワールドカップ出場国との2連戦で本大会に向けた調整を進めることとなっている。
負傷の影響もあり、昨年11月のオマーン戦(アジア最終予選/1-0○)以来、代表戦の出場がない冨安。「6月に招集された時もリハビリ中心だったので、プレーできる状態で日本代表に合流できることは嬉しく思っています」とコメントした上で、現在の自信の状態について次のように言及した。
「シンプルにサッカーができているというか、練習できていること、試合に出られるフィットネスの状態であることがまず一つポジティブだと思っています。アーセナルではヨーロッパリーグ(EL)で久々に90分プレーしましたし、時間は短いですけど試合にも使ってもらえています。ケガで練習もできない状況に比べたら全然ポジティブなので、良い精神状態とコンディションでやれているかなと思います」
冨安の欠場が続いていた期間、日本代表では板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)がセンターバック(CB)で安定感あるプレーを披露し、CBとサイドバック(SB)をこなせる伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)も台頭。ワールドカップ本大会に向けてスタメン争い、メンバー争いがますます激化することが予想される。そのことについて問われた冨安は、次のように”メンバー競争”への意欲を示した。
「競争はどこでサッカーしていてもあるものですし、競争が人を成長させると思っています。それは日本代表だけでなくアーセナルでもそうです。特に当たり前のことだと感じています。結局、ピッチ上で自分の価値を証明することでしかないですし、やるべきことをやるだけだと思っています」
ワールドカップ本大会に向けた強化の場として、日本代表にとって重要な意味を持つ今回の『キリンチャレンジカップ2022』。冨安は自身にとって久々の代表戦となる今回の2連戦に向けた意気込みを次のように語った。
「僕だけでなく、チームとしてもちょっとしたズレというのを擦り合わせていかなければならないと思います。1試合目までにできる限りすり合わせるのはもちろんですが、試合の中でもちょっとしたズレは感じると思うので、それをその場で修正していくことが必要だと思います」
23日のアメリカ戦は21時25分(日本時間)キックオフでフジテレビ系列、27日のエクアドル戦は20時55分(日本時間)キックオフでTBS系列にて放送される。