ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(9月21日放送)において、森保一監督が、ワールドカップへかける想いを激白。チーム作りの難しさについて語った。インタビュアーは森保監督が現役時代共に日本代表で戦った先輩、福田正博氏が務めた。

【映像】どうやって言うことを聞いてもらえるんだろう(笑)

「指揮官として大事にしていることは何か?」という質問に、森保監督は「選手が一番思い切ってプレーできる環境づくりをすること」と、全力を出せる土台作りの重要性について語った。

福田氏が「『うまくいくな』と思うときと、『うまくいかない』と思うときはある?」という質問には迷わず「はい」と答え「うまくいかないときのほうが多いと思います」と苦笑。

「強い個性がある選手たちをどうやって輝かせるのか」といった課題があるとして「個々を融合させてチーム力として最大限のパワーを発揮させるにはどうしたらいいんだろう? というのは毎回の活動で突きつけられる」と、指揮官としての苦悩を語った。

サンフレッチェ広島の監督も務めてきた森保監督だが、日本代表はとりわけ個性的な人間が集まるという。「それぞれの個がいつも同じ状態だとは限らないですし、選手が置かれている状況が自(クラブ)チームで違っていたりとか調子がよかったり、悪かったりする。同じ絵、同じ目標を持って『個々がつながるということ』の難しさはいつも感じている」と告白した。

福田氏が「森保みたいに扱いやすいやつらがたくさんいればいいんだけどな」とぶっちゃけると、森保監督は「確かに」と笑顔に。「俺とかラモス(瑠偉)さんとかカズ(三浦知良)とか。いろんなね」と、福田氏が自身も含めて個性的な選手を列挙すると、森保監督は「学ばせてもらってます。どうやって言うことを聞いてもらえるんだろうって(笑)」と応じていた。