伊東純也

 23日に『キリンチャレンジカップ2022』のアメリカ代表戦を控えるなか、日本代表のFW伊東純也が取材に応じた。

 FIFAワールドカップカタール2022の本大会が2カ月後に迫るなか、伊東は今回のトレーニングマッチに向けた意気込みとして、「まずは勝てるように頑張りたいですし、個人としてチャンスを作り出せるように頑張りたいです」と口に。アジア予選では自身のドリブルが日本の大きな武器となったことを受け、本大会ではそれを封じる“伊東対策”を打たれることも想定されるなか、「隠すことはないですし、自分の出せるものは全部出したい」と臆さない姿勢を見せ、「1vs1に関しては、研究されても突破はしないといけないと思っていますし、そういう場面では自信を持ってやりたい」と語った。

 今シーズン欧州の舞台で輝きを放ち、起用が期待される鎌田大地や久保建英が中央に入った際の意識については、「動き出しは意識しようと思っていますし、うまくいい形で入ったときに裏に抜け出せるようには意識しています」とコメント。対峙するDFのレベルもアジア予選と比較して大幅に上がってくるなか、「1vs1の部分でも、ブラジル戦は完璧に抜いたシーンは一度もなかった」と振り返り、「ワンツーや中に付けて潜っていくことはチームとしてできていたので、うまくすり合わせられれば」と、周囲との連携への意識も口にした。

 いよいよ本大会が迫っていることについては、「すでにドイツ戦のミーティングもしていますし、選手で話し合ったり、ミーティングの回数も増やして、なるべく短い時間ですり合わせられるように今やっています」と、すでにグループステージ第1節のドイツ代表戦に照準を合わせた準備をしていると告白。「試合で合わせるのが一番いいので、合わせていければいいかなと」と、重要な位置づけとなるアメリカ代表、エクアドル代表との連戦を見据えた。

 23日のアメリカ戦は21時25分(日本時間)キックオフでフジテレビ系列、27日のエクアドル戦は20時55分(日本時間)キックオフでTBS系列にて放送される。