元日本代表FWの城彰二氏が9月24日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』で最新コンテンツを公開。23日に行なわれた日本代表対アメリカ代表を振り返った。
試合は、鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)と三笘薫(ブライトン)が得点して日本が2-0で勝利した。
城氏はまず「内容的にも問題なく進められたかな」とし、「しっかりとビルドアップしながら相手の間をついて、というような攻撃の仕方。良い連係もあったし、ワンタッチでつながることが多かった。前半は特に」と評価する。
具体的には、右から伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)、鎌田、久保建英(レアル・ソシエダ)と並んだ2列目の位置取りが流動的だった点を「一番バランスが良くなる」、ダブルボランチを組んだ遠藤航(シュツットガルト)と守田英正(スポルティング)については「非常に良いバランスを取りながら」「しっかりと軸になれた」と分析した。
さらに、三笘の得点時のドリブルについて「“ザ・三笘”というか。あれが持ち味。最後のドリブルは、1人目をかわすのにちょっとしたボディフェイントで相手を一瞬に置き去りにするような感覚は、十分世界で通用する」と絶賛。本大会では「前半から出て、どこまでやれるのか」と起用法をポイントに挙げた。
また、代表初選出だった7月のE-1選手権に続いて選ばれた町野修斗(湘南ベルマーレ)に関しては、「気持ちが高ぶりすぎて、持ち味が全然出せなかった印象」と心中を察し、現時点では「当確ラインには乗らない」と見立てた。
一方、アメリカは「コンディションもメンバーも全然良くなかった」「弱かった」と指摘。特にウェストン・マッケニー(ユベントス)とルカ・デ・ラ・トーレ(セルタ)のダブルボランチは「全く機能してなかった」とバッサリ。
日本は次戦、9月27日にエクアドル代表と対戦する。城氏は「特に前線のコンビネーションがうまくいくのか。そのあたりを踏まえて最終メンバーの発表になる」と先を見据えたうえで、森保一監督に「今までにないくらいのチャレンジをした印象なので、ぜひ次の試合も、どんどんメンバーを代えながら、いろいろなコンビネーションを確認してもらって。しっかりとメンバーを固めながら積み重ねてほしい」と希望した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】「非常に良いバランス」「今までにないくらいのチャレンジ」城彰二がアメリカ戦を振り返る!