日本代表は9月23日にドイツのデュッセルドルフで開催されたキリンチャレンジカップ2022で、アメリカ代表と対戦。2-0で快勝を収めている。

 25分にカウンターから鎌田大地のダイレクトシュートで先制すると、88分に三笘薫が得意のドリブルで持ち込んで右足を振り抜き、追加点を奪取。内容でも明らかに上回っていた。

 今夏に加入したレアル・ソシエダで結果を残し、注目を集めた久保建英は、南野拓実や三笘薫を抑えて4-2-3-1左サイドハーフで先発出場。積極果敢にシュートやドリブル突破を狙えば、クラブでも光っているボール奪取から見事なパスで鎌田の決定機を演出するなど、68分に交代するまで好印象を残した。

【動画】全く取られない!アメリカを翻弄した久保の圧巻ドリブル
 カタール・ワールドカップでも対戦するスペインのメディアも、自国でプレーするレフティに注目している。スペイン紙『Mundo Deportivo』は、「アメリカ戦で久保がいい68分間」と題した記事を掲載。「ソシエダの選手は輝いたわけではないが、左サイドでのプレーに順応した。フィジカル的な問題もなく交代した」と伝えた。

「クボは68分間、左サイドで好プレーを見せた。鋭い動きで、相手GKがもたらした機会にカマダに非常に良いパスを出し、守備ではとても協力的で、(敵のキーマンのひとりだった右SBの)セルジーニョ・デストを止めることに成功した」

 同紙は「ソシエダにとって最高のニュースは、彼がフィジカルに問題なく交代したことだ」と綴っている。

 得点には関与しなかったものの、左サイドでも機能するところを十分に見せつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部