現地時間の9月23日、日本代表はアメリカ代表と対戦。カタールまで残り3試合となった重要な強化試合の一つを行った。

 カタール大会はこれまでの大会とじゃ開催時期が異なるため、現在のドイツ遠征が事実上の本番前の合宿となる。最終的なメンバー選考はもちろん、その1試合目でこれまでの4-3-3とは異なる4-2-3-1を採用するなど、チームは本番モードとなっている。

 その試合を、現在、負傷離脱中の板倉滉(ボルシアMG)、浅野拓磨(ボーフム)も現地観戦していた。スタジアムの上部にある席に、グレーのパーカー姿の板倉がいることが確認でき、時期限定でチームに帯同していた長谷部誠(フランクフルト)、反町康治技術委員長らも一緒だった。

 この姿は中継などにも抜かれており、
「ワールドカップまでに板倉戻ってきてくれよ頼むよ」
「この板倉滉登場はテンション上がるよね」
「板倉滉!スタンドに来てる!!」
「11月までに治って欲しいです 板倉滉くん」
 などのコメントがSNS上に上がっていた。

■カタールへできる限りの準備

 板倉は9月12日のクラブでの練習中に負傷。左膝靭帯の部分断裂であることが発表され、ワールドカップ中の復帰が見込まれているとチームは明らかにしていた。日本のグループにはドイツとスペインが同居しており、ワールドクラスの攻撃陣を対峙しなくてはならない。実際には回復の状況を見守らなければいけない部分もあるが、カタール本番でのその守備力があるかどうかで日本代表は戦い方が大きく左右するだけに、合流が望まれている。

 この合宿で板倉がどの程度チームと接触を持っているかは不明だが、反町技術委員長やチームにアドバイスを送っている長谷部と一緒にいることは、今後の合流の際にかなりプラスとなるはずだ。

 等々力から杜の都を経由して欧州で活躍する板倉が、カタールに向けてできる限りの準備を行っている。