サッカー日本代表のMF鎌田大地(26)は今夏移籍が噂されたが、アイントラハト・フランクフルトに残留。契約延長の可能性が伝えられているが、ここにきてプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドが再び関心を寄せているようだ。24日、イギリス・リーズの地元紙『ヨークシャー・イブニング・ポスト』が報じている。

 鎌田大地はフランクフルト攻撃陣の中心選手として活躍し、昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に大きく貢献。ELでの活躍もあり、昨季終盤にトッテナム・ホットスパーやリーズ・ユナイテッドなどプレミアリーグ複数クラブからの関心が伝えられていた。

 また先月末には、ポルトガル1部ベンフィカへ移籍する可能性が浮上。選手サイドとベンフィカの個人合意が伝えられていたが、選手本人はフランクフルトのオリバー・グラスナー監督との話し合いの末に残留を決断していた。

 そんな鎌田大地の去就については、フランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は先月末、選手サイドと契約延長にむけて交渉していることを明言。ただアストン・ビラが来夏退団濃厚なブラジル代表MFドウグラス・ルイス(24)の後釜として鎌田大地をリストアップする可能性があると、今月中旬に報じられている。

 その中、『ヨークシャー・イブニング・ポスト』は「鎌田大地獲得のチャンス」と見出しをうち、「リーズ・ユナイテッドは来夏、ブンデスリーガのスター選手である鎌田大地をフリーで獲得する機会を得るかもしれない。リーズは今季開幕前に鎌田大地との契約に興味を示していた」と報道。

 「鎌田大地は昨季につづき、今季も好パフォーマンスを発揮している。フランクフルトとの契約延長は不透明だ。もし彼が新契約を結ばなければ、フリーで獲得可能となる。リーズとトッテナム・ホットスパーが興味を示していると言われている」と綴り、契約延長交渉の行方次第ではプレミアリーグ所属クラブによる争奪戦勃発の可能性があると主張した。

 なお鎌田大地は、今季ここまでブンデスリーガ6試合出場で4ゴール3アシストと、中盤センターの主力選手として活躍。今月下旬には日本代表に招集されると、23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦で先制ゴールを挙げていた。