レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英(21)は23日、キリンチャレンジカップ・アメリカ戦で先発出場。森保一監督へのアピール成功により、FIFAワールドカップ・カタール大会出場への切符をほぼ手中に収めた可能性があるようだ。24日、スペイン紙『noticias de Gipuzkoa』が伝えている。
久保建英はカタールW杯アジア最終予選で10試合中2試合の先発出場にとどまるなど、序列低下が顕著に。今年3月にはスペインメディアが同選手のカタールW杯メンバー落選の可能性を報じていたが、6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でアピールの場が与えられていた。
そんな久保建英は7月にレアル・マドリードからレアル・ソシエダへ完全移籍すると、今季ラ・リーガ開幕戦でゴールをマーク。リーグ戦で6試合中5試合で先発出場しているほか、今月18日のラ・リーガ第6節・エスパニョール戦では先制点をアシスト。好調を維持する中で日本代表に合流すると、アメリカ戦でも左サイドで先発出場し、持ち味を存分に発揮している。
『noticias de Gipuzkoa』は「久保建英は日本代表のレギュラーであり、早くもカタールW杯へ視線を向けている」と見出しをうち、同選手のW杯出場がほぼ確実との見解を披露。日本代表における同選手の立ち位置について「カタールW杯での久保建英の日本代表メンバー入りに疑いの余地はない」
「最後の代表招集では先発出場という形であまり目立つことはなかった。しかし、彼はこの大舞台に登場する運命にあるように思える」
「久保建英はレアル・ソシエダ移籍後に良いパフォーマンスを見せたことにより、森保一監督における彼の序列が上がった」と綴っている。
なお今回のドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合では、30選手が日本代表メンバーに選出。ただカタールW杯での登録メンバー数の上限が「26」であるだけに、アピール合戦が展開されている。その中で久保建英は新天地での活躍もあり、早くも森保一監督を納得させているようだ。