イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、自身の解任を求める世間の声に反応した。24日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。
イングランド代表は23日にUEFAネーションズリーグ(UNL)第5節でイタリア代表と対戦し、0-1で敗戦。ハンガリー代表、ドイツ代表も同居するリーグA・グループ3での最下位が確定し、リーグBへの降格が決まった。
タレントを豊富に揃えながら、UNLで5戦未勝利(2分3敗)と結果が出ず、内容も乏しいイングランド代表。FIFAワールドカップカタール2022の開幕まで2カ月を切るなか、現地のファンからはサウスゲート監督の解任を求める声が日増しに高まっている。
ただ、サウスゲート監督にはこのタイミングで身を引くつもりはないようだ。「チームを決勝トーナメントに導くには、私が適任だと思う。間違いなく、その方がより安定すると思う」と語り、続投を明言した。
「(イタリア戦の)パフォーマンスはベストから程遠いし、連敗中というだけで揶揄されるのは承知している」とも語ったサウスゲート監督だが、強敵を相手にした経験はカタールW杯本番で必ず生かされると確信している。
「我々はトップレベルのチームと対戦しているし、そうすることでより良くなる。特に若い選手たちは、これらの試合から多くを学んでいるはずだ。これまでもレベルの高い相手との対戦では度々痛い目に遭ってきた。今、私たちはレベルを知り、何を改善しなければならないかを知ることができる。このような質の高い試合を経験することで、(本番では)より良い位置につくことができるだろう」
カタールW杯でグループBのイングランド代表は、11月21日にイラン代表、25日にアメリカ代表、29日にウェールズ代表と対戦する。