9月27日/キリン・チャレンジカップ2002
日本代表―エクアドル代表(@デュッセルドルフ/ドイツ)
キックオフ:日本時間20時55分
日本代表は27日、ドイツ・デュッセルドルフでエクアドル代表と親善試合を行い、0-0で引き分けた。これで、カタール・ワールドカップへ向けてのメンバー発表前の試合はすべて終えた。
日本は23日のアメリカ代表戦から、先発11人を入れ替えた。フォーメーションは引き続き4-2-3-1を使用したが、連係不足もあってか、アメリカ戦のような前線からのプレスがはまらない。
エクアドル代表からボールを奪うことができず、攻撃に移っても相手の早い寄せやつぶしにプレーを組み立てられない。ピンチと言えるような場面はないものの、流れを変えられないまま時間が進んだ。
35分には、相手のミスも手伝って高い位置でボールを奪うことに成功するが、細かくつないでの古橋亨梧へのラストパスは通らなかった。40分には、さらなるビッグチャンス。自陣ボックス内でボールを回すエクアドルDFが、ボックス手前にいた古橋にパスを「プレゼント」してくれたが、古橋のシュートはGK正面を突いた。
前半終了間際にはポストを叩かれる場面があり、続くCKではゴールラインを割りかけられたが、何とかしのいで0-0でハーフタイムに入った。
■終盤に2トップで反撃
後半開始から、日本代表の1トップには古橋に代わって上田綺世が入った。日本は後方から組み立てるだけではなく、上田にシンプルにボールを入れることが増えた。その形から57分には左へ展開し、三笘のクロスから南野拓実のシュートにつなげた。
67分には中盤の底に遠藤航、トップ下に鎌田大地、左サイドハーフに相馬勇紀が交代で入る。70分にはボックス左で切り返した相馬のクロスから上田がシュート。78分にも上田がつぶされながらもボールを落とし、堂安律と田中碧の連続シュートにつなげた。
だが、直後に日本がピンチに襲われる。谷口彰悟が縦パスを受けた相手を倒して、PKと判定されたのだ。だが、ここでGKシュミット・ダニエルが大仕事。バレンシアのPKを見事にセーブした。
日本はさらに吉田麻也と伊東純也を投入。最終ラインを3バックにし、上田と伊東の2トップにして反撃を狙う。87分には伊東のキープから鎌田につなぎゴール前まで持ち込むが、シュートはGKに防がれた。最後までゴールを狙ったが得点はならず、0-0で引き分けた。