セルティック所属の日本代表MF旗手怜央（24）は、今月のキリンチャレンジカップ2試合でいずれも出番がなかった。エクアドル戦後、同選手のFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表メンバー落選予想が早速イギリス方面で飛び交っている。

　旗手怜央は今年3月29日のカタールW杯アジア最終予選・ベトナム戦でデビュー。しかし日本代表ではベトナム戦1試合の出場にとどまっており、6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では招集されなかった。

　一方、所属クラブのセルティックでは主力選手として活躍。今月14日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）第2節・シャフタール・ドネツク戦では自らのシュートから先制点を奪い、現地での評価を高めている。

　その中、同選手は今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合で再び日本代表に招集。しかし23日のアメリカ戦でベンチ外となると、27日のエクアドル戦では90分間ベンチから戦況を見つめていた。

　英メディア『フットボール・スコットランド』は試合後、「旗手怜央のワールドカップ出場への夢が消えた」と見出しをうち、同選手のカタールW杯出場が絶望的だと報道。

　「旗手怜央はアンジェ・ポステコグルー監督のもとで重要な選手としての地位を確立。今季のUEFAチャンピオンズリーグでは、レアル・マドリードやシャフタール・ドネツクといった強豪を相手にスター選手として活躍した」

　「しかしカタール行きの飛行機に乗るという彼の夢は、森保一監督を説得するのに苦労し、糸が切れたような状態になっている。彼はアメリカ戦でベンチ外となった後、悔しさをあらわにしていた」と綴っている。

　なおアジアサッカー連盟（AFC）の公式サイトでは「旗手怜央はアメリカやエクアドルとの親善試合で出場機会が必要だ。完璧なパフォーマンスを披露すれば、柴崎岳のような選手をドーハ行きの飛行機から追い出す可能性がある」と、同選手のカタールW杯出場枠を争うライバルとしてレガネス所属MF柴崎岳（30）の名前を挙げていた。

　また柴崎岳はアメリカ戦で出番がなかったものの、エクアドル戦ではキャプテンマークを巻いて先発出場していた。