『FIFAワールドカップカタール2022』の開幕を約2カ月後に控えた日本代表は27日、ドイツで行われた『キリンチャレンジカップ2022』でエクアドル代表と対戦し、0-0で引き分けた。試合後、PKストップを披露するなど活躍した日本代表GKシュミット・ダニエル(シント・トロイデン/ベルギー)が自身のプレーを振り返り、ハイボールの対応を改善点に挙げた。
試合を振り返ったGKシュミット・ダニエルは、「コーナーの守備でもうちょっと力強さが欲しかったけど、それ以外の部分で大きな仕事はできたかなと思う」とコメント。最大の見せ場となったPKストップについては、「とりあえず相手が蹴る前にたくさん動いて、少しでも相手の気を逸らして、最後は自分が信じた方向に思いきり跳ぼうと思っていた。結果的にドンピシャでいいところにボールがきた」と語り、データではなく直感的なプレーだったことを明かした。
その一方で、相手のCKに苦しめられたことを強調。「めちゃめちゃ嫌なエリアに蹴ってきて、すごく対応が難しかった。僕もパンチングは相手の頭ギリギリのところだったし、いつ先に触られてもおかしくないなと思っていた」と述べ、この試合で物足りなかった部分にハイボールの対応をピックアップ。「CKの部分でもっと力強さというか、空中戦はもう大丈夫という安心感を与えられるプレーをもう少しできたら」との見解を示し、「もっとパンチングするにしてもドカーンって飛ばすような、ゴール前には俺がいるというような存在感を出せれば」と、今後の課題を口にした。
それでも、チーム全体としては「良くなってきている」と述べ、「今日みたいに押し込まれる展開でも、こうすれば耐えられるという一つの答えを出せたというか、この2試合でチームの自信はかなり高まったと思う」と指摘。正しい方向に進んでいるとの考えを示した。