元日本代表FWの城彰二氏が9月28日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』で、27日に行なわれ日本代表対エクアドル代表(0-0)を振り返った。

 城氏はエクアドル戦で印象に残った選手として、守護神シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)とFW上田綺世(サークル・ブルージュ)を挙げた。前者はPKストップなどが「すごく良かった」、後者は「身体を張って、起点を作ろうと頑張っていた」「存在感を残した」と高く評価した。

 一方で、“常連組”柴崎岳(レガネス)は「全盛期から比べると半分以下の力しかない。運動量がすごく減った」と指摘し、「当確線上ギリギリ」とカタール・ワールドカップもメンバーから落選する可能性に言及した。

 代表選考では、古橋亨梧(セルティック)についても「代表に入ると機能しない。連係力が上がらない」としてクラブと日本代表のスタイルの違いから、メンバー入りは厳しいという見立てを示した。
 
 また、三笘薫(ブライトン)は「前半守備に回っていて相当疲れていたし、後半消える時間がすごく多かった」と分析。「後半。自分たちが我慢して主導権を握れる時間になった時に彼を出せば、抜群の活躍をする」とW杯でのスーパーサブでの起用が「確定なんじゃないかな」とコメントした。

 さらに、森保一監督の采配については、W杯メンバー選考の“テスト”をしていたため、選手交代の時間を決めていたと推測。「勝ちに行きたい、勝負をかけたいというなら、ああいう交代はしない」として、日本サッカー協会に対して「選考試合だと言えばいい」と要望した。

 また、アジア最終予選から得点不足が指摘されてきたセットプレーについては、「あそこまでシンプルに同じことをしていたら(得点が)入るわけない」として、本大会まで「絶対に隠している」と断言。「これでやらなかったら、終わっている。それは絶対にない」と断言した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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