ブラジルサッカー連盟(CBF)のエドナルド・ロドリゲス会長が、トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンに向けられた人種差別に反対のコメントを残した。

【動画&写真】ゴールを喜ぶリシャルリソンに向かってバナナが投げられる

事件が起きたのは27日に行われた、チュニジア代表とのフレンドリーマッチ。カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた大事な試合は、5-1で勝利を収めた。

ハフィーニャ、ネイマール、リシャルリソンと前線で起用した選手がゴールを決める活躍を見せた中、事件はブラジルの2点目が入った後に起きた。

ゴールを決めたリシャルリソンがコーナーフラッグに駆け寄り喜びを露わに。するとしばらくして、スタンドからリシャルリソンに向けてバナナが投げ込まれる事態となった。

これは人種差別的な侮辱行為であり、CBFはこのことを問題視。試合後に声明を発表した。

「ブラジルの2つ目のゴールの後、バナナがリシャルリソンに向かって投げられた。CBFは差別に対する姿勢を強化し、フットボールにおける人種差別のさらに別の出来事に激しく反対したいと思う」

「フィールドの内外を問わず、このような行動は容認できない」

また、ロドリゲス会長が断固反対の意志を示すためにコメント。人種差別をなくすべきだとし、重いペナルティをかさなければいけないと訴えた。

「もう一度、私は自分が反対することを表明するために公の場に来た。今回は自分の目で見た。これは我々に衝撃を与える」

「肌の色、人種、宗教に関係なく、我々は皆同じであることを常に覚えておく必要がある」

「人種差別との戦いは大義ではなく、この種の犯罪を地球から一掃するための根本的な変化だ。罰はもっと厳しくする必要があると主張したい」


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