エクアドル戦でも存在感放った相馬

日本代表はエクアドル代表と対戦してスコアレスドローで終了した。この試合で途中出場ながら左サイドで攻撃のリズムを作ったMFが相馬勇紀だ。彼の特長を最大限に生かすことができれば、FIFAワールドカップでの切り札としても起用できるかもしれない。

攻撃の形が作れないままでいた日本は66分に3枚替えを決行。左サイドハーフの三笘薫に代えて相馬を投入すると、自らボールを持ちながら速攻の起点になる。一瞬のキレで相手をかわしてチャンスを作るなど、E-1選手権から続いてアピールに成功した。

彼のような選手はドイツやスペイン、コスタリカでも情報は少ないだろう。そのうえ相馬は瞬発力と一瞬のスピードで抜き去るアタッカーのため、初見で封じ切ることは難しい。引いて守る一発勝負が続くW杯において相馬のようなアタッカーをジョーカーとしておいておくことは得策だ。

三笘や久保建英、南野拓実といったアタッカーに次いで、森保ジャパンの隠し玉となれるか。相馬が直前で日本代表メンバーに滑り込む可能性は十分にあるだろう。W杯のアジア予選では招集がなかった初見キラーだが、本大会でのサプライズに期待だ。