1つの時代に区切りがつくW杯に

イングランド代表MFジュード・ベリンガム、スペイン代表MFペドリ、ドイツ代表MFジャマール・ムシアラなど、開幕迫るワールドカップ・カタール大会では驚異のヤングスターたちがどこまで実力を発揮できるかにも注目が集まる。

とはいえ、やはり今大会の主役はベテランだろう。今のベテラン世代も、長くサッカー界を彩ってきた黄金世代と言っていい。

英『TalkSport』では元イングランド代表FWダレン・ベント氏がカタール大会での『30代ベストイレブン』を作成しているが、仮にこの11人が今大会でワールドカップを終えてしまうのであれば実に寂しい。

GK:アリソン・ベッカー(ブラジル/29歳)

DF:カイル・ウォーカー(イングランド/32歳)、チアゴ・シウバ(ブラジル/38歳)、フィルジル・ファン・ダイク(オランダ/31歳)、ジョルディ・アルバ(スペイン/33歳)

MF:ケビン・デ・ブライネ(ベルギー/31歳)、ルカ・モドリッチ(クロアチア/37歳)

FWネイマール(ブラジル/30歳)、リオネル・メッシ(アルゼンチン/35歳)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/37歳)、ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド/34歳)

ブラジル代表のアリソンは10月2日に30歳の誕生日を迎えるため、大会が始まる時は30歳だ。

こうして見ると非常に豪華で、年齢的にはモドリッチ、メッシ、ロナウド、チアゴ・シウバの世代は今回が最後になってもおかしくない。それゆえモチベーションも特別なものがあるはずで、今大会は彼ら30代が主役でいいはずだ。果たしてこの11人の中からワールドカップのトロフィーを掲げる者が出てくるだろうか。